GPD Pocket 3 の歪みとゴム足の高さを調整する

2022-12-01
  • B!

GPD3 UMPC

使い始めた時に書いた通り、GPD Pocket 3は各ゴム足の高さが均等でないため、 机に本体を置いてキーボードを打つと筐体がカタカタと揺れてしまいます。

ゴム足が4つあるのですが、3点支持状態になっているのです。浮いているゴム足の浮きはほんの少しで1mm前後。しかしキーを打つを筐体がぐらぐらしてとても気になります。

ぱっと見では歪みは感じられないのですが、ほんのわずに底面に歪みがあるようなのです。

GPD Pocket 3の底面

底板はネジを6本外すとすぐに取れる構造なので、底板を取り外して歪み具合を調べてみることにしました。

back panel

意外なことに底板自体には歪みはないのです。底板を平らな台に置くと4つのゴム足はしっかりと地についてカタカタ揺れるようなことはありません。しかし、プレートはとても薄いアルミなので力を入れると簡単に歪むことがわかりました。

さらに底面パネルの取り付け部を注意深く観察すると、底面パネルはとても薄いので取り付けネジのトルク具合で底面パネルが簡単に歪むことがわかりました。なるほど、そういうことであれば対策は簡単です。

back panel mod

はじめに、背面のパネルを固定しているネジを緩めます。ネジは外す必要はなく緩めるだけです。ゆるゆるになる程度まで緩めます。ネジを緩めたところからパネルが元の形に戻ろうとわずかにそり始める様子をはっきり観察できます。

この後は、6箇所あるネジをそれぞれほんの少しだけ軽く締めます。6つのネジが均等な締めトルクになるようにします。少し締めたらテーブルの上に本体を置いてゴム足が均等に地についているか確認して、もしも偏りがあるようであればネジの締め具合を調整します。

うまくできたらそれぞれのネジをさらに少しだけ締めます。締めた後にまた机の上に本体を置いて、カタつかないか確認します。これを繰り返して均等に底面のネジを締め上げたら歪みは解消しました。

コツは6箇所のネジを均等な力で同時に締め上げることです。1箇所のネジだけ先に締め上げると、それだけで底板が大きく歪んでしまい後で他のネジの締め具合で調整してもうまくいきません。あくまでも底板が歪まないように各ネジを均等に少しづつ締めてください。


限られた空間に薄板を固定する底板の構造を見ると、この歪みはなるべくして起きたと思います。質感は高いのですが取り付け時に微調整が必要な構造なので工場の量産ラインでは調整ができなかったのでしょう。大手メーカーの場合は量産時に微調整が不要な部品設計にしたり精度が出やすい部材に取り替えてしまうということをやりますが、GPDは質感重視でなんとかやりきったと思われます。

GPDは人を選ぶPCなので、こういうひと手間を楽しんで調整できる人向けかな?そもそもクラファンでPCを買うということ自体が普通じゃないですからね。精密ドライバーが1本あれば簡単に補正できるのでやってみてください。