お伊勢参り(4)・・・最終日

2007年7月25日水曜日
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写真


最終日は5時起床。早朝の外宮を参拝に。
本当は外宮を参拝してから内宮という流れなのですが日程の関係上、昨日内宮、本日外宮となりました。

早朝6時半に外宮に到着。というか宿から車で15分でした。

個人的に早朝の張り詰めた空気に囲まれる神社や寺の雰囲気が好きなんです。適度なすがすがしさと緊張感に包まれます。

外宮は市街地の中にあるとは思えない静けさです。

内宮と同じように外宮も本宮は非公開です。手前で賽銭をいれて拝むところまでしか入れません。本宮への門は白い布で隠され、内部が見えないようになっています。この鳥居より奥は参拝以外のことはできません。撮影も禁止です。

朝の祭りがはじまりました。このような儀式を毎日行っているそうです。 これは早朝に来ないと見れません。
警備員に先導された列がやってきました。

多賀宮方向への階段を上っていきました。


一度宿に戻って朝食を済ませてから、今度は昨日に引き続き内宮に向かいます。
今日は20年に一度伊勢神宮を建て替える式年遷宮の建築材料である檜を納めるお木曳という祭りを見に行きます。式年遷宮は平成25年に行われますが、そのために数年かけて準備をします。この祭りも準備の一環です。
偶然にも20年に一度の祭りを見に行くとができました。
宿を出る際、玄関で祭りに参加するというはっぴを着たおじいさんと子供夫婦、孫3代揃って出かけようとしていた家族から祭りのスケジュールを教えてもらい、内宮に向かいました。

お木曳では伊勢神宮境内を流れる川を利用して、檜を境内に入れます。
数百どころか千人以上参加するそうです。皆で力を合わせて綱で引っ張り上げます。子供もたくさん参加していました。20年に一度しかない祭りなので、子供達も次回の祭りの時は若者衆になっているわけで、伝承のためにも子供の時から参加する必要があるのでしょう。

驚いたのが、川の流れに逆らって木材を引っ張りあげるということ。神様が入る建物の材料をみだりに触ったり地面に触れてはいけませんから、そりにのせて引っ張り上げます。写真なような堰をを越えなければならない場所は勢いを付けて一気に引っ張り上げます。
この木材が橋の下を通るとき、橋は通行止めになります。神様に納める木の上を人間が通ることが許されないからだとか。
休憩所の河原にて。さすがに一度に引っ張れないので、休みながら曳きます。

ダイナミックなお木曳を見た後、家路につきます。
帰り道は伊勢湾フェリーを使ってみることにしました。伊勢湾岸をぐるりと回る陸路を使わずにフェリーでショートカットできます。名古屋をスキップして、すんなりと静岡県に入れます。

鳥羽港に再び行き、フェリーに車ごと乗ります。
フェリーからはイルカのお見送り付きでした。

伊勢方面に行くのであれば、伊勢湾フェリーかなりおすすめです。往復切符を買うと3割引だそうで、来るときもこのルートにしておけば良かったかな。

伊勢神宮の式年遷宮が地元の人々を巻き込んだ一大イベントであるということを初めて知りました。それまでは宮大工と神官だけの儀式だと思っていました。こうやって伝統が受け継がれているのだなと。
後で知りましたが、昔ながらの景観を守り続けている境内、伝統を受け継いでいる人々といった条件が整っているにもかかわらず伊勢神宮は世界遺産に登録できていないということです。どうやら式年遷宮のコンセプトが理解されないらしい。石造りで半永久的な教会建築文化の西洋人には理解されるのが難しいらしいです。

古き良き日本を味わう旅ということで、なかなか良い旅でした。またゆっくり行ってみたいところです。